3月1日、高校の娘の卒業式に出席しました。涙もろい私は泣いてはならじと意を決し卒業式との闘いに臨みました。早めに学校に着いたため保護者席の最前列に座り目の前が娘のクラスの席でした。
滞りなく式典が進行し何度かハンカチで涙を拭わざるを得ない場面もありました。それでも予想以上の善戦でこれで闘いも終わりかと安心した閉式の辞の直前、突然卒業生が保護者席の方に向き直りレミオロメンの3月9日という曲を歌い出しました。かなりの強敵であることを瞬時に理解した私は、娘を見ないように下を向き目を固く閉じ唇を嚙み締めて押し寄せる怒涛の攻撃に必死に耐え抜きました。
闘いが終わり娘のクラスに入室した私に娘が即座に一言「パパ泣いとったん?・・・ちゃんがパパが泣いとったって言っとったで」
・・・卒業式の前にあえなく散った私でした。
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