任意売却の実際
その1 任意売却とは
ローンが残っている家を売却することです。抵当権の実行である競売と比較して強制的に売却されるのではないという意味で任意という言葉をつけているに過ぎません。岡山市内はもちろん岡山県内でも多くの任意売却が行われています。
その2 任意売却の実際
岡山県内外から不動産の買い手をみつけてその売買代金から仲介手数料や司法書士手数料などの必要経費を差し引いた残りの支払いで全額の返済でなくとも住宅ローン債権者に抵当権を抹消してもらうことです。
その3 任意売却で実際に事務処理する人
住宅ローン債権者に任意売却を依頼しても岡山や倉敷の弁護士に依頼しても、実際にはそこからさらに依頼を受けた不動産仲介業者が不動産市場を通じて買い手を探してきて住宅ローン債権者と交渉します。
その4 任意売却専門業者とは何か
最近任意売却専門業者の広告が増えてきました。任意売却専門業者とは中古不動産を専門に扱う不動産売買の仲介業者です。街の不動産屋さんと考えて頂いて結構です。任意売却専門業者に依頼する際は慎重に検討して下さい。
その5 強制競売と任意売却とはどちらが得か
高く売れるという点では任意売却の方が確実です。高く売れると住宅ローンの未払残金が少なくなります。不動産仲介手数料や司法書士の手数料も売却代金から差し引かれるのが通常なので自己負担はありません。住宅ローン債権者としても高く売れれば得ですので任意売却を好む傾向にあります。
その6 任意売却の相談は誰にすべきか
任意売却のご相談ということは住宅ローンの支払いが苦しい場合が多いだろうと思います。住宅ローン債権者や不動産業者、任意売却専門業者はどうしても任意売却ありきなので借金の整理まで視野に入れて任意売却以外の方法を検討することはしないでしょう。
しかし、できれば任意売却は避けたいと願っている場合もあるでしょうし、任意売却せざるを得ないとしてもその時期や方法を誤ればその後の債務整理に影響を与える場合があります。
岡山や倉敷の弁護士にご相談頂ければ任意売却すべきかどうかを適切に判断できますし、残金の処理までまとめて依頼することが可能です。