片思い(2011・3・1)



卒業シーズンです。

私は高校時代の3年間ある一人の女性に片思いをしていました。気が付いたときにはもう好きになっていました。彼女が視界に入るだけで胸が高鳴り苦しかったのを覚えています。3年間で彼女と交わすことができた言葉は数える程でした。夜になると明日は気持ちを伝えようと決意するのですが、朝になるとそんな勇気はどこかに消え去っていました。苦しさから逃れようと別の女の子に告白してふられたりもしました。卒業するときは、これでやっとこの苦しさから解放されるという思いがありましたが、その後も永い間いるはずのない場所に彼女の面影を探している自分がいました。

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